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我が家の近くに縄文時代中期の遺跡である水上谷遺跡がある。隣町内へ行けば、弥生時代後期の須恵器登り窯跡や鉄精製窯の出土した丸山遺跡もある。
私たちが、現在の場所に土地を手に入れ、家を構えた理由の一つに、此処に原始人の営みがあったという歴史的根拠の存在がある。昔から人が住んでいたということは、直感的に住むのに適していると感じたからだ。
現代人の僕も、縄文人のように、庭に石を敷いて焚き火場をつくったり、石を積んで石垣を築いたりしている。これらの石の造形物が、数万年経過して、コナラの雑木林の中から出土する光景を想像するとワクワクする。
歴史は繰り返す。
数万年後のある人間が、その出土遺跡を見て、僕もここに家を建てようと思うかもしれない。昔の人類が生きた証を根拠に、直感的に此処に住みたいと思って。