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「寝室は寒くても布団に潜り込んで仕舞えば大丈夫だからしっかり暖房しなくてもいい。」
先日このようなコメントを聞きました。富山に住んでいる知人から時々言われるコメントです。それも一人じゃなく数名から同じようなコメントを聞きます。はたして皆さんはどう思いますか？
僕は寝室こそ最も暖かく快適にすべき空間だと考えます。寝ている時間は人生の約3分の1です。覚醒していないから短く感じるかもしれませんが結構な時間を過ごしています。バスルームにお金をかけるくらいなら寝室の暖房にお金をかける方を選択します。風呂に30分も浸かっていたらのぼせます。でも寝室では7時間以上眠っています。
それに寝室が暖まっていると布団寝具などがドライでフカフカです。睡眠の質にも影響があるでしょう。精神分析の父フロイトも無意識の層を重要視しました。意識の層なんて氷山の一角。
というわけで、我が家の寝室は二階ロフトにあり、一階の薪ストーブから上昇する暖気で暖房されています。また薪ストーブの火が消えた留守中も、寝室にのみ設置されたSTIEBELの蓄熱式暖房機によって24時間暖房されています。
さて、朝は放射冷却で冷え込みました。天気予報は晴れ。シーツを洗濯して室内のサンスペースに天日干ししてから外出します。帰宅した時はしっかり乾いているでしょう。また室内干しは加湿器代わりになります。今晩は太陽の香りの中で眠れそうです。
世間体を重要視するなら、玄関や座敷客間が重要になるでしょう。
でも健康を重要視するなら、寝室は住空間において最も重要な空間です。