■ 足るを知る薪 by T
2019-11-30


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決して満たされることのない欲の山。
しかし、そんな現実世界にあって、足るを知ることのできる薪の山。

欲に導かれ無制限に何年分も薪を蓄えておくこと、それは不可能です。
時間は薪を山に連れ戻そうとします。薪は徐々に朽ちていきます。たとえ雨に当たらないように積んであったとしても、約5年経った薪は虫に食われボソボソになってきます。そんな薪を止めることは不可能です。

薪焚き人の大先輩である田渕義雄氏は、かつて述べていました。
1年経過した薪はボジョレーヌーヴォ
2年経過した薪は上質の赤ワイン
3年経過した薪はブランデー
しかし、4年経過した薪は酢になる。

だからたくさんの薪原木を手に入れたならば、私欲を捨て、他の薪仲間に進んで分けてあげましょう。昨日、2人の薪仲間が我が家を訪れ薪原木を持っていってくれました。

欲にまみれた現世にあって、足るを知るために薪は絶好の教材です。
[by T]
[薪ストーブ/Stove]

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