■ 台風23号の体験から危機管理を考える by M
2017-10-23


禺画像]
2004年10月台風23号が日本列島を直撃しました。台風被害が比較的少ないと言われるここ富山でも大きな被害が出ました。

富山の里山に越して4年目でしたが、その時の記憶は鮮明に残っています。当時は我が家の周囲には杉林がたくさんありました。それらは戦後植林されたものと聞いていました。当時は手入れされることもなく鬱蒼と茂っていました。その杉の木が、突風でバキバキと倒れたのです。

富山では比較的吹くことが少ない北東の風でした。それも被害が大きくなった要因だと思います。散居村で有名な砺波平野では防風林(カイニョと呼ばれます)の木が倒れ大きな被害が生じました。

街から私たちが住む里山へ通じる唯一の県道でも倒木で電線が切れ停電が20時間ほど続きました。その時はわが家の原始的なガスコンロが大活躍しました。電気は全く使わないのでいつも通りに料理ができたのです。

当時は私はフルタイムで働いていました。電気は使えませんでしたが、出勤前に朝ごはんを作って食べられました。帰宅時はまだ電気は復旧していませんでしたが、暗い中で夕ご飯もいつも通りに作って食べることができました。

それから13年、昨日から日本列島に被害をもたらしている台風21号では今の所、我が家で被害は見受けられません。停電もありません。ほっとすると同時にこの原始的なガスコンロ、危機管理として使い続けた方がいいのかなあと改めて思っています。
[by T]
[家づくり/House]

コメント(全0件)


記事を書く
powered by ASAHIネット