■ 薪が薪を呼びましたPart3 by T
2017-04-08


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先日、姪が就職・進学したのでお祝いを贈ったところ、返礼を頂きました。薪焚き人にピッタリなバウムクーヘンです。ありがとうございます。

まずは神棚にお供えしてから。

日本製の斧には刃の部分に三本または四本の刻みの入ったものがあります。それはミキとかヨキと呼ばれます。ミキとは御神酒、ヨキとは四方山の幸のことだそうです。山で木を伐らせていただく時、御酒やお米などその都度お供えするのを御免蒙るために、代わりに斧にメッセージを刻んでいるということでしょう。

大きな木にチェンソーを当てる時、心の中で「伐らせていただきます」とつぶやくと何故か心が落ち着きます。

チェンソーや機械を使用すると自分が大きくなったような錯覚に陥る時があります。万能感に酔うというのか、いわば自我の肥大化状態です。かつて薪を調達するために木を伐るはずが、要らない木までも伐っていることがありました。これは注意しなければと思いました。

僕は時々自我が肥大化して畏敬や感謝を忘れることが時々あります。そのためにもなるべく自分以外の動力源をもつ機械など、意識して使用しないことも大切かなと思ったりします。

高倉健さんのように 「便利な機械、俺には・(間を置いて)・・もったいないです。」
[by T]
[薪ストーブ/Stove]

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