■ さらばもう一度、アイルランド回帰の旅[僕がCOMPETITION BIKE(競走用自転車)にこだわる理由]-前編その1:Summer in 1995-
2017-03-26


今は廃刊となっている『月刊ニューサイクリング』誌の2013年6月号に掲載された作品です。

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■ Summer in 1995

1995年、夏。僕は妻と一緒に20日間、アイルランドを旅した。
鉄道、バス、レンタカー、そして自転車、その時その時最適な交通手段を乗り継いで気ままな旅をした。別に一つの手段にこだわる必要もなかった。というより、マイバイクやマイカーなどを持ち歩かない身軽な旅をしたかった。

当時、僕らの旅のスタイルは、飛行機内に持ち込める範囲内の手荷物で旅するものだった。自転車輪行袋は無論、スーツケースさえ持ちたくない。当時僕は、東京上野にあった片桐さんのキスリングザック一つで、海外も旅をしていた。たくさんの物を持っていると、いろいろなことに気を遣わなくてはならない。

例えば大切な自転車だったら、盗難防止のため施錠しなければならない。でもそれは、鍵をかけなきゃ不安になる環境に自分自身を繋ぎ止めておかねばならないということかもしれない。レンタルだったら鍵をかけなくてもいいというわけではないけれど。というわけで、この旅行では自転車を3回レンタルした。



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煙突のある白い家と丘[1995年、キラーニー国立公園]

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